WATARU ASADA
文化活動家 アサダワタル WEBSITE
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新著『当事場をつくる ケアと表現の交わるところ』(晶文社)出版記念企画
アサダワタル個展
砕け散った瓦礫の中の一瞬の星座
ーリーディング、アーカイブス、ドラテーブルー
会期| 2025年8月24日(日)– 8月31日(日)
時間| 12:00–20:00(※関連企画により変動あり)
会場| 本と音楽のお店・ときどきゼミ〈とか〉
〒577-0811 大阪府東大阪市西上小阪14-14
参加費| 無料(※関連プログラムは有料・要予約)

“文化活動家”という肩書きを名乗り、音楽や対話を通じた多様な「プロジェクト=場づくり」を各地で実践してきたアーティスト/文筆家のアサダワタルが、5年半ぶり・7冊目となる単著『当事場をつくる ― ケアと表現の交わるところ― 』(晶文社)を2025年7月25日に刊行します。
その刊行を記念して、自身にとって初となる個展を開催。舞台は、アサダが運営する〈とか〉。古本と中古レコードが並ぶこの空間に、“読書空間”としての展示がもうひとつのレイヤーとして立ち上がります 。
本書で描かれる障害、震災、性暴力といった現実のそばに佇む人々との共同プロジェクト、その記録映像・音声のアーカイブ展示、そして“対話と演奏”をテーマにした新作の楽器兼家具「ドラテーブル」の発 表と実 演パフォーマンス。
ただ読むこと。
ただ語ること。
少し叩いてみること。
それらの行為そのものが “出会い”であり“表現”となるような時間を構想します。
異なる背景を持つ一人ひとりの他者と、いかにして「不思議な出会い方」ができるか?
この問いに、節操なく、しかし一貫して向き合ってきたアサダの営みの集積に、ぜひお立ち会いください。
主催・演出 :アサダワタル
●ドラテーブ ル
設計・制作:アサダワタル、安川雄喜
●読書映像
デ ィレクション : アサダワタル
撮影・編集:奥田峻史
●広報デザイン:竹内公啓(PUBLIX DESIGN)
●マネジ メント:渡辺智穂、黒田つむぎ
●協力:
ラジオ下神白上映委員会
Pieta
NPO法人なないろサーカス団
ながせのながや(あきばこ家)
モリトラコーヒー
⚫︎関連プログラム(要予約/予約フォームは下部のQRコード参照)
アサダワタル ソロパフォーマンス & ギャラリートーク
日時:
①8月30日(土)19:00‒21:00
②8月31日(日)19:00‒21:00
会場:〈とか〉
定員:各回15名
参加費:通常 2,000円 / 新著セット割 3,800円(※書籍代より20%引き)
新作「ドラテーブル」を囲みながら、ドラマー(SjQ , 越後屋ほか)/歌や
メディアを用いたソロミュージシャン(大和川レコード名義)としても活動し
てきたアサダによる久々のソロパフォーマンス。上演後には作品の背景に
まつ わるトー クを 行 い ます 。
※展示は本プログラム時間帯中、予約参加者のみが観覧可。
前田洋太さん講演会「普段僕が考えていること」
日時:8月30日(土)10:30‒11:30
会場:〈とか〉
定員:15名
参加費: 通常 1,000円 / 新著セット割 2,800円(※書籍代より20%引き)
自閉スペクトラム症の当事者であり、奈良県の〈Pieta〉代表でもある前田洋太さん。「頭の中のじぶん」と「お腹の中のじぶん」と向き合いながら、社会とつながるためのコミュニケーションのかたちを追求してきた活動の核心について 語ります 。
団体HP→ https://note.com/pieta_ym
※当日は講演終了後に12時より展示オープン。
映画『ラジオ下神白』上映会 + アフタートーク
日時:8月31日(日)10:00‒11:30
会場:ながせのながや
(大阪府東大阪市菱屋西1-19-4 /〈とか〉より徒歩2分)
定員:20名
参加費: 通常 1,500円 / 新著セット割 3,300円(※書籍代より20%引き)
福島県いわき市・下神白団地を舞台にしたプロジェクト「ラジオ下神白」。アサダが企画演出を務め、団地住民、復興支援スタッフ、ミュージシャンらと共に紡いできた音楽と対話の軌跡。その記録映画(小森はるか監督作)の上映会とアフタートーク。
映画公式HP→ https://www.radioshimokajiromovie.com
※当日は上映終了後に12時より展示オープン。
Pieta「親孝行カフェ at ドラテーブル」
日時:
①8月26日(火)14:00‒16:00
②8月28日(木)14:00‒16:00
会場 :〈とか〉
参加費:茶菓子代実費(予約不要)
前田洋太さんによる、ゆるやかな「親孝行」をめぐる時間。ドラテーブルを囲み、会話とお菓子とともに、「当事場」を感じるひとときを一緒に過ごします。予約不要の自由参加型プログラムです。
出張 モリトラコーヒー
日時:
8月29日(金)17:00‒20:00
会場 :〈とか〉
此花区四貫島のPORTで間借りカフェをやっているモリトラコーヒーさんによる、出張コーヒー屋さん。サンプルロースターで自家焙煎した珈琲をお楽しみください。もちろん予約不要。その場でご注文ください。
Instagram→@moritora_coffee
⚫︎関連プログラムのご予約
下記のQRコード、あるいはリンク先にて「参加申し込みフォーム」に アクセスしてご予 約ください。

⚫︎お問い合わせ・最新情報
お問い合わせは下記のメールまで。
⚫︎アサダワタル プロフィール
1979年生まれ。アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部准教授、古書・ レコード屋〈とか〉オーナー。「これまでにない他者との不思議なつながりかた」をテーマに様々な生活現場に出向き、音楽と対話をもとにしたプロジェクトの企画演出、作曲演奏、執筆活動を行う。総じて自称 “文化活動家”。博士(学術, 滋賀県立大学)。
2002年にバンド「越後屋」のドラマーとして、くるり主宰レーベルNOISE McCARTNEY RECORDSより2枚のCDをリリース。2003年以降、サウンドユニット「SjQ」(HEADZ)のドラム担当と平行して、ソロプロジェクト「大和川レコード」始動。その後紆余曲折を経て、2010年代から国内外の都市、福祉施設、学校、復興団地などでプロジェクト型の表現を主とするアーティストとして活動してきた。自宅を創造的に開放し他者とつながりを生むムーブメント「住み開き」の提唱者としても知られる。
近年の主な演出プロジェクトに、「クロスプレイ東松山 また明日も、歌ったような」(埼玉県東松山市, 2022-2023)、「コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19」(東京都足立区, 2021)、「ラジオ下神白 あのとき あのまちの音楽から いまここへ」(福島県いわき市, 2016-2021 / 2022に音源, 2023に映画化)など。主な著作に『住み開き増補版 もう一つのコミュニティづくり』(筑摩書房)、『想起の音楽 表現・記憶・コミュニティ』(水曜社)、『表現のたね』(モ・クシュラ)など多数。受賞歴に、サウンドプロジェクト「SjQ++」(ドラム担当)でアルス・エレクトロニカ2013サウンドアート部門準グランプリ、CD作品 「福島ソングスケイプ」(アサダワタルと下神白団地のみなさん名義)で2022年度グッドデザイン賞など。2025年夏に5年半ぶりの単著『当事場をつくる ーケアと表現の交わるところー』を晶文社より刊行した。

画;花堂達之助

『当事場をつくる ―ケアと表現の交わるところ― 』(晶文社) ¥2,200 税込